■原書
" Inside Track: Autobiography of Carl Lewis” Joseph Tudor (Simon & Schuster, 1990)
■翻訳版
『カール・ルイス : アマチュア神話への挑戦』カール・ルイス 山際淳司 訳
■評価
ジャンル:ノンフィクション
面白さ:★★★☆☆
難易度:★☆☆☆☆
レベル:TOEIC L&R 750~ 英検2級~
所要時間:7.0時間
■感想
1980-90年代に陸上界を席巻したスーパースター、カール・ルイスの自伝です。陸上競技に出会った幼少期からソウル五輪後あたりまでの選手生活について、様々な出来事が語られています。走りの技術論的な話があればなと期待していたものの、当時の陸上界を取り巻いていたアマチュアリズムへの挑戦が本書のメインテーマでした。偉大なスポーツ選手というものは、競技だけに集中することが難しく、ルイスの場合もメディアからのバッシングや、ドーピング絡みのスキャンダルに巻き込まれたりと、多大なストレスを抱えながら競技していたのだなと知りました。